7月の終わり、
使っていないストーブの上に
植木鉢が置かれていました。
あまり気に留めていなかったけど、
夫がちょこちょこと
その周りに。
そして時おり
愛しそうに
覗きこんでいました。
なにかと思えば・・・
卵・・・でした!
草刈の途中、
花の根元に
産みつけられていたのを
見つけたそうです。
1cmにも満たない
小さな白い卵。
何度も見かけたことは
あるけれど、
今回はどうしても
何の卵か知りたくて
ごそっと、周りの土ごと
掘りおこして
そーっと持って来たそうです。
「ヘビかな?
トカゲかな??」
ニヤニヤうれしそう。
上下を動かさないように、
何個あるかも
確認しません。
そのまま、そのまま。
乾かないように
毎日、霧吹きでシュッシュッ。
お水をシュッシュッ。
それだけを繰り返して。
ところが、ところが
暑い夏が過ぎても・・・
お盆も過ぎて、涼しくなっても・・・
卵の変化は
全くなし。
「もう、ダメなんじゃないの~?」
「イヤイヤ、まだまだ。」
夫は根気よく
シュッシュ、シュッシュ。
すると、なんと!
8月23日の
日曜日の早朝、
ストーブのそばを歩く
小さな小さなトカゲを発見!
第一発見者は
もちろん、夫です♡
生まれてた~!!
この子だったんですね。
植木鉢を覗いてみると
他にも動いている卵たちが。
根気よく観察し続けると・・・
来た来た、
出て来た----!!
待つこと2時間。
カワイイ姿にご対面~☆
顔を出したら
あたりを窺がうかのように
一旦、静止。
その後、一気に
走り去るように
卵の殻を振り切って
飛び出して行きました。
勢いよく
ジャンプもしました。
その素早さは
とても新生児(?)とは
思えない。
自然界で生き抜いていくには
これほどの力強さが
不可欠なんでしょうね。
同日に4匹、2日後に1匹。
計5匹の孵化は
確認しました。
このトカゲ、
息子が言うには
「カナヘビ」という
種類だそうです。
トカゲなのに、
ヘビ???
紛らわしい。
Wiki によれば、
語源については詳細不明だが、
可愛らしい蛇の意で
「愛蛇(かなへび)」と
呼んだという説がある。
だそうです。
なぁるほど。
夫にとっては、
まさに、愛しい、愛しい
カ ナ ヘ ビ だね !
観察後は草いっぱいの
我が家の庭へ
みんなリリース。
元気に育つんだよー!